紅鮭の麗しのタカラヅカ

ヅカ鑑賞歴3年の弱輩ファンが熱く独自に語ります!!

武蔵のお話全体。

f:id:takarasuki:20190519162753j:plainお芝居、宮本武蔵なのですが、
なんか面白かった。割にシーンごとがちゃかちゃか変わり、めまぐるしいのですが、多分原作が面白いんだと思う。未読ですが。
さすが吉川英治

音楽も良かったです。
夢か現か〜ってやつ。
お話全体が盛りだくさん感。
駆け足的な感じですが、登場人物がどうなるのかな?と引っ張る感じがあります。
まあ、あまりに駆け足で、んっ??てなるところはあります。

以下に話の筋をかきますから、知りたくない方は読まないでね。

一番感じたのは、対決の前日に千海華蘭さん演じるパトロン的な刀とぎの人に海乃美月さん演じる太夫さんのところに連れられてくるたま様武蔵。
 お酒も飲まず、太夫とお話して終わるんですが、
いきなり側にある美しい装飾の琵琶をバチで叩き割る太夫
ごらんなさい、横に梁があるでしょう、みたいなことを言う太夫
はっ…( ゚д゚)ハッ!
となる武蔵。
「心技体…!」と、剣の道のなにかを悟るのです。
いやいやいや…
わからんわ!!
これきっと、小説やドラマだと、言葉時間を費やして説明されてるのでしょう。
しかしお芝居ではこれだけ。
ん〜。ん〜。
さすが武蔵剣豪だからわかるんだろなあ…
一般人なワタクシたちにはわからん…
 でも面白いっちゃ面白いです笑

そして面白いといえばれいこさん。幼馴染の又八なのですが、破天荒〜。駄目キャラ〜。
でも憎めない、なぜならかわいいイケメンだから!
イケメンなのにやることなすこと、面白くて、どちらかというと真面目な印象のれいこさんですのに、意外にほんとにコメディエンヌなのではないでしょうか?!
又八エピソードで、物語がかなり膨らむという感じがします!

武蔵がたま様そのものに、真面目で素直に剣の道を歩く中、たまに現れ挑発するみやちゃん小次郎、そこは基本ずっと変わらず、周りの人がイキイキしていて、庶民の強さを感じさせて面白いです。
そんなわけで、貧乏くさいといえば貧乏くさいのですが、展開が早く退屈せず、恋愛模様薄めだけどいろんな人がイキイキしていて、月組のみなさんを堪能している間に終わった感じでした!