のですけどね…!
ボリュームあり、お歌素晴らい、宙組さんのエネルギーたっぷり。
し、しかし…
戦争というか内戦シーンがつらい。
いやー。朝にウクライナの話題のワイドショーしっかり観てから出かけてしまってですね…銃声の音がまがまがしく感じたり、子供が「僕も戦うよ!」とかいうシーンに辛くなったり、国を守るため戦うという言葉が辛く聞こえて、あげくの果てに今こういうものを観ることに欺瞞を感じたりしてしまい、純粋に楽しめなかったのが、本当のところです。
もちろん宙組さんも小池先生も、一ミリも悪くないのよね。悪いのはプーチンよ…物価も上がるし、ホントに迷惑な人だ!!
気をとりなおして、お芝居なのですが。
なこなか最悪な出会いをするキャサリンとジョルジュ。気の強い女ですが、かわいげないがこれがまた潤花ちゃんはなにしててもかわいいですね。
怒った顔が大写しになりますが、それもかわいくて癒されます。
スペインで再会する二人。
しかし内戦が…で、いまいちだった理由のひとつがスペイン歴史をよく知らなかったこと。このへん、常識?私知っていたらもっと熱く観れたのかも。
フランコ将軍て、独裁して1975年まで政権の座にあったのですね。二次大戦中は枢軸国側にはつかなかったものの、便宜を図り、大戦後はしばらく国連にも入れず。冷戦中に西側陣営に入ったようです。とウィキにありましたが、小池先生は「テストするよ!」と言ったようですが、(これはキキちゃんがカフェブレで言ってた)みんなこのへん常識なのでしょうか。わかりにくい。ソ連とファシストがやってくるとは、もう前門の虎後門の狼のはこれやん…と思いつつ観てました。
どっちもやだ~。
で、このお話、やはりストーリーの中心の内戦の当事者は、キキちゃん演じるヴィセントであり、水音志保ちゃん演じるテレサなのですよね。この二人が主役なら、わかる。
しかし、ジョルジュとキャサリンは外国人。しかもキャサリンはアメリカ人。(世界一のパスポート。)
内戦開始時に、すっしーさんとみねりちゃん(かわいい) たちはスペイン立ち去ってきますがそれは正しい選択なんじゃないかと思ってしまうんですよね~。
残ることでかえってスペインの人に迷惑がかかるような気がする。いやいや帰りし!と思ってしまう 笑
真風さんは写真家なので俺は彼らを見届ける!彼らを写す!という決意を語ります。
が、その時に目指せピューリッツァー賞!というセリフが続いてもおかしくないという気がしてしまう…これは私の汚れた心のせいだと思いますけれども。汗
潤花ちゃんが注射をされる、お薬。本当にソ連って昔から薬物好きなんですね~。
実は最近ヒトラーがあんなに負け負けで最後を迎えたのは、薬物中毒だったからだという本を読みまして。
ドイツの序盤のものすごい快進撃も、戦士達に今でいう覚醒剤みたいなものを大量に投与していたためだということのようです。
そしてしかしそういう事のテンションの高さはなかなか続かないので、その後は苦戦。
ヒットラーの最後の方の敗戦が明らかになっても退かないあたりはどうやら彼もたくさんの薬剤投与のために、思考も人格も混乱していたという真実があったようなのです。
この本めっちゃ面白かったです。
ずんちゃんのこと憎々しく思っていて殺してやろうと思っていたのというのは分かるのですが、そこであっさり真風さんやキキちゃんたちを逃してしまうのは、ちょっといい人に落ち着きすぎた気がして。
でもそれが夏美さんなんでいいんですけどね。
水音志保ちゃんが美人なので、キキちゃんとベタベタしてばかりいるのがとてもよかった 笑
フィナーレはよかった。
キキちゃんがゴージャスなお衣装を着てきたとき、あー、やっと宝塚らしい~!て思ってしまいました。
真風さんも、一番よかったのはデュエットダンスの時の服だわ~。
スパンコールありき!キラキラありき!
たくさんストックあるでしょうから、どんどん出そう!!
そういう意味でも、戦争革命ものは、フランス革命とか、19世紀くらいまでにして、ドレスをいつも着てましょうよう~。
現代もの(1920年代くらいからふくむ)は服があまり今と変わらず、そのため現代の戦争も想起してしまうのですよ~。涙
本編の戦いシーンを短くして、フィナーレショーを長くしてほしい~。
亜音くんは顔が小さくてかっこ良かった!!
宙組のみなさんを観に行ったという意味では、大満足です💓
宝塚になったらいいんじゃないかなというような世界観とストーリーでのお話書いてみました。文庫版で買うとびっくりするほど高いので、電子版をAmazon Kindle で見ていただけると良いかなと思います。
Kindle の端末がなくても携帯で Kindle アプリを入れれば見れます。
19世紀ハンガリーを舞台としております。歴史ものが好きな方も💓
↓押してみて下さい〜。
にほんブログ村