カルトワイン、@ブリリア、観てきた~!
いっやあ、面白かった!素晴らしかったです!行ってよかった!
終わってからの拍手からも、劇場中が大満足なのを感じましたよ~!
まず、お話が面白い!最初から最後まで、どうなるの??と引き込まれてラストまで。ホンジュラスからの移民という珍しい設定、ワインを混ぜるという聞き慣れない話、面白い!
栗田先生やはり才能ある!
大劇場デビューが楽しみ~!
演出や舞台装置もシンプルながらもワインのモチーフがうまく使われていて面白い。
ワインということもあるけれど、全体にスタイリッシュでかっこいい。
宙組の皆さんも熱演。
なにより桜木さん、ワタクシ特別大好き!というわけではなく今回出向きましたが、見た目で言えば脚の長さが強調されるストライプのスーツ姿は素敵だし、前半のウエーブ髪型もかっこいい。
宝塚の舞台って、スターシステムである以上、スターさん、特に主役の魅力を引き出すというのがかなり大きな目的になるのは当然であって、その場合ともすれば、アイドル映画のように、ストーリーはそこまで重要ではなく、スターさんがどれだけかっこいいかが主眼に なってしまうことがあります。
それはそれで私はアリだと思っていますが、今回の作品は桜木さんの持つ、陰と陽と言うか、ずんちゃんが下級生の頃からスカステなんかで見せてくれる、おちゃらけた感じの陽性の部分と、悪い役をやった時に見える荒ぶる感じとか、暗い影の感じが両方とも上手に引き出されていて、しかも人物に 厚みがあるのに不自然さがないと言う感じなのです。
しかも作品中で ホンジュラスの少年が 移民となり、そして マフィアと共になり上がって一流の紳士然とした姿になると言う、彼自身がメタモルフォーゼすることで自然に何パターンもの桜木さんのかっこいい姿が見られるようにできているのです。それはうまい。うまいし面白い。
桜木さんのお歌も非常に素晴らしい 今回は 2番手は瑠風さんで、お歌がこれまた素晴らしい。瑠風さんはなんとなく、いつもこういう真面目で 人を諌めるような役をやっている気がする 笑
そして悪役のるいまきせ~!
髭が本当に自然で 笑 悪いやつが本当に自然で素晴らしいです。
悪いチームの希峰 かなたさんも、かっこよくやくざ味があり、良きです!
今回いいなと思ったのは、前半で瑠風さんの妹モニカ役、美星 帆那さん!
可愛らしいけれどもお芝居のトーンが落ち着いていて、娘役にありがちなきゃいきゃいという定型演技に陥っていないのに、上手で心が伝わってくる演技でとてもよかったです!
そして何役かで出て来られる聖 叶亜 さん!
初めて認識したんですけれども、めちゃめちゃお顔が綺麗!!!
宙組にしてはちょっと背が低いかもしれませんが、お顔が貴城けいさんに似てらっしゃる気がします。
終盤ではちょっと重要な感じの役だったので、是非これからどんどん活躍していって欲しいなと思いました!
風色さんもストーリーテラーをされていて、もはや堂々たるもの。
極美慎くんなんかが頭角を現してきた時と同じような使われ方。
今後が楽しみですね~。
とにもかくにも大満足だったカルトワイン。そして面白いと思ったのは、モノの価値というところ。みんなが認めればそれは価値があるものなんじゃないか、と贋作を作りながらシエロは思っていくわけですね。
確かにお金もダイヤモンドも、人間が価値があると決めたから価値がある。無人島なんかでダイヤモンドいくら持っていてもしょうがなくて、 そんなサバイバルをしなければいけなくなったら、ダイヤモンドよりナイフやライターの方がずっと価値を持つ状況になるのは想像に難くありません。
価値とはなにか。本当の価値なんてあるのか?のように疑問を投げかけますが、それを見ながら私は思いました。宙組さんの今日のお芝居、これは本当に価値のあるものだよ!!って。
そしてシエロは かなり貧しい国ホンジュラスに生まれ、ただただ生き抜くことだけを目的にアメリカを目指します。そんな中で生きるために悪いことをした、それは悪いのか?誰が俺たちを裁ける?と言ったことを発言します、ら
確かに人は生まれる場所を選べない、生まれる時代も選べない。それなのに与えられた条件の中で生きていかなければならないのは、時にハード ハードな状況になる人がいるのもうなずけます。だからって言って悪いことをしちゃいけないんだけど、そして誰が俺たちを裁けるって言うんだ、と言いながらも、ずっとそこに拘泥することなく、悪いことなんだけれども、若干楽しそうにのし上がって生きていくシエロ。
たくましさがあってこれはこれでなかなか魅力的です。
ワインは昔上司になんだか高いものを飲ませてもらったことがあるような気がするのですが、忘れた。
こういう人は高いワインを飲んではいけませんね~。
ワインはブレンドすると美味しくなることがあるんだ!と発見して何種類か混ぜてみたくなっちゃったりしております。でも私が一番好きなワインの飲み方は、実は白とか赤とかを炭酸水で割ったりして氷をたくさん入れて飲んだりする。
ワイン通からすれば殴られそうな飲み方。でもずん、ちゃんもいいって言ってるんだからワインって混ぜていいのかな~、って今日はそんな気持ちになりながら帰途に着きました!
帰り道でワイン飲みたくなった~という声がちらほら聞こえましたよー。
おしょうゆ混ぜて、ロマネコンティ作れるかな?!
宝塚になったらいいんじゃないかなというような世界観とストーリーでのお話書いてみました。文庫版で買うとびっくりするほど高いので、電子版をAmazon Kindle で見ていただけると良いかなと思います。
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19世紀ハンガリーを舞台としております。歴史ものが好きな方も💓
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