紅鮭の麗しのタカラヅカ

ヅカ鑑賞歴3年の弱輩ファンが熱く独自に語ります!!

【映画】ベイビーブローカーを拝見して。

是枝監督の最新作、話題のベイビー・ブローカーを観てきました。
善き映画です。泣けました。
ネタばれもあります。
と言うか私もさんざんネタバレを見聞きしてから行きました。けど楽しめました。
良い点 韓国が面白い。韓国って電柱どか建物とかいろいろと日本に似ていて、例えばですね、突然目隠しして連れていかれて、目隠しほど彼ておいて行かれても、30分くらいは日本かな?って思ってしまいそうな風景ですよね。
今作は車や電車で旅をしますが、海とか、山とかの韓国の自然が日本に似ていてびっくり。そしてそれがとてもきれいです。 
話もほっこりしている。ヒューマニズムと言うか、人間肯定と言うか、出てくる赤ちゃんはそれほどアップとかはありませんが、なかなかかわいらしいいい赤ちゃんです。素晴らしいのは、シーンとして、こうなるといいな、と言ったときに小さい手でキャストの手を触ってきたりするベストタイミングがあるのです。すごい。
俳優もよいです。ソン・ガンホはこう、やはり名優なのでしょうね~演技してなくても存在感で埋まるっていうんですか。
ぺ・ドウナもよい。かわいい人だと思っていたのでおばさん刑事役でびっくりしました。
カン・ドンウオンも初めてちゃんと認識しましたがイケメンでびっくりしました。これくらいイケメンだとアップに耐えます。
悪い点 なんか理想論なんじゃないか。途中出てくるカン・ドンウオンの出身の孤児院も、大変明るい雰囲気で、良い方が運営している。
人を殺した娼婦で子供を捨てようとしてる女、捨てられた少年、お金のために赤ちゃんを斡旋している男たちと言うかなりぎすぎすした組み合わせなのに、旅をする中でかなり認め合い、家族のようになっていく。これが是枝監督作品のいいところなんでしょうけど、きれいごとすぎる気がするのですよ。
 親がいなくて孤児として生きていくことに、すごい困難さとかあるんだろうけど、それの描き方はわりとさらっとしています。そこが、さらっとしちゃっていいのかな?っとかちょっと思いました。
 そして韓国映画なのに血とか闇とか出てこないから、(韓国もので見たことあるのがホラーとか殺人ものとかだけだからかもしれないけど。恋愛ものとかだけ観てればまた感想が違うのかな)犯罪が出てくるのに怖さが足りないというか。
 韓国映画なのになんか血みどろとか怖さとかが全然ない、さび抜き過ぎた寿司みたいな、このナポリタン美味しいけど甘すぎてタバスコかけたい、もってこい!みたいな気持ちになりました。
 と言うか、このキャストだったら息詰まるサスペンスとかノアールなのとか見てみたい。好みの問題かもしれないけど (笑)。
 是枝さんはやっぱり日本で撮ったほうが良いのかも。
 でもカン・ドンウオンを知ったからいいか。
 そんな日曜日でしたことよ。



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