名古屋の花組、観てきたなう!!
まずはお芝居!
フィレンツェに燃えて!
イタリア統一運動時代のフィレンツェが舞台、娘役さんは輪っかのドレスで華やかだし、美貌の青年貴族兄弟(れいまい)、いわくつきの美女(まどかちゃん)との三角関係、暗躍するこちらもイケメンの悪役の将校(ひとこ)と、設定も舞台も大変宝塚らしい、華やかで盛り上がる!作品!のハズ!。確かにこの設定は大変良いです。
うん、なんだろうなんでだろう。
今ひとつ活かしきれていないというか、一つにはなんかテンポ悪い感じが。
令和にこれか、みたいな。割にカーニバルの場面などで、れいちゃんと星空さん出てくる→引っ込んでカーニバル踊り→れいちゃんと星空さん出てくる、という繰り返しがなんども、とか…
これは脚本というか、演出が悪いのでは。なんかもう少しなんとかなりそうな気がする。
大野先生、なんか画面がいつも暗い。物理で。
もう少し照明炊いて欲しい。特に今回後ろの席だったので…
殺陣のとことか、銃とか、音を入れたげて…
全国ツアーで再び後妻のまどかちゃんですが、なんなのか、柴田先生の好みなのか、なぜそんなに後妻業の女がヒロインなのだ。笑
あと、れいちゃんの役より、マイティの役のほうが、色濃いというか。マイティの役を主役のほうがいいのかな?
お父さんと確執があり、最後歩み寄るのはマイティ、兄のために偽りの恋をしかけ、結局すっかり恋に落ちてしまうのもマイティ、腕の中で恋人を失うのもマイティ…
マイティはイケメンだったー、私はれいちゃん派なのですが、かっこよかったあ。開襟もよかった~
れいちゃんの役はもちろんれいちゃんのビジュアルはかっこよく、ひげと長めのジャケットはバトラーみたいでとても良いです。
私はバトラー役者はれいこさんかと、思っていましたが、れいちゃんもいけるとは…♥♥
ぜひ役代わりでやって欲しい。(風共は黒人差別問題でもう上演不可能らしいが…涙)
しかし、割に温厚なお兄ちゃんの役で、星空さんにちょっとおっとりした幼友達みたいな言い方されるし、最初にまどかちゃんにとにかく惚れるのはいいんだが、突然死刑囚の目に似てるとか割に?なことを言うとことか、まどかちゃんにフラレてすぐ星空さんと仲良くなるところとか、かっこよく書く気がないのかと思ってしまう。
(しかしれいちゃんがかっこいいので成立はしてる。)
星空さんに優しくするとこはけっこうきゅんとする。まどかはいいのか!とか思うけどね。
主役より二番手がよく書かれた脚本な気がして、で、途中うーんと思っていたのです。
しかし、最後、兄弟二人はお互いの思想が別れて離れ離れになることに。
ラストにがしっと、れいまいがハグ。
これがとてもよかった。語彙少ない表現ですが、尊いです、ありがとうございました。
このシーンを成立させるためにこの芝居があったかと思うほどです。
これを観ただけで満足しました。よかった。
女は死に、れいまいのハグ。最高ではなかろうか。
テンポ悪いとかどうでもよくなりました。
あと、良い点は、ひとこちゃんが黒いとこです。
途中黒い革手袋をはめるところがあります。
かっこいいです。
ひとこちゃんはいずれトップになる方とは思いますが、二番手なうちに、ぜひ悪い役をたくさんやってください。
お願いします。
宝塚になったらいいんじゃないかなというような世界観とストーリーでのお話書いてみました。文庫版で買うとびっくりするほど高いので、電子版をAmazon Kindle で見ていただけると良いかなと思います。 Kindle の端末がなくても携帯で Kindle アプリを入れれば見れます。 19世紀ハンガリーを舞台としております。歴史ものが好きな方も