紅鮭の麗しのタカラヅカ

ヅカ鑑賞歴3年の弱輩ファンが熱く独自に語ります!!

【ネバセイ】やっぱりジョルジュがむかつくの

2回目のネバセイですが、やっぱりジョルジュがムカムカしたので、語りたいと思います。
 もちろん全然真風さんは悪くないんですよ。
 かっこよかったですよ。
 そういうことじゃなくて、やっぱり私はジョルジュがキャサリンを置いていってしまうのが結構許せなくて、なんかとってもムカムカするんです。
 彼はいわば自分の生き方を貫いて死んでいくんですね。キャサリンに、俺は人生の真実を見つけた、君は俺の生き様をアメリカで発表してくれ、俺は男を貫いて男の美学を貫いて死んでいくから。と言うわけ。
 …何それ?つまりキャサリンとの未来より、自分の人生の美学、自分の生き方、俺らしさ、俺の道が大事なんです。
 なんでそんなに俺第一なんだよ!!
  このナルシスト! 
 とめっちゃイライラするわけです…【個人の感想ですお】
 本当に私はそういう、俺の生き方、俺の美学、俺のこだわりを人生で、実世界においても貫いている人に本当にムカつく。なんだろ、世の中って、いろいろあって難しい局面だとか、なんともうまくいかないことだとか、さからいようのない運命とか、そういうものと日々戦って、皆さん生きてらっしゃる。
 そんな中、俺を貫くことが人生の第一目標になっている人。
 それなんかむかつくんですよ~なんなんだよそのナルシシズム!と言うか…
 勝手な生き方はさ…ちょっと待ってよ!隣に愛してる人がいるのなら、自分が 納得しない生き方であっても、何を曲げても泥水をすすっても守って行けよ!と思うのです。なんでそんなに自分がなんだよ~ムカムカする~
 笑 ここには個人的なルサンチマンがかなり含まれているような気がします 笑 
 女を置いて死んでいく宝塚の ヒーローは多かれど、ムカムカしないものもあります。月組の桜嵐記はそんなにムカムカしなかった。
 なぜなら彼は本当は死にたいわけではないのだが義というものを貫いていくために死んでいくそうですね。侍だからさ。侍ならわかるのよね~。 ダイモンの 壬生義士伝もそうですね。だけどさなんかnever say のジョルジュには、そこの逡巡や、キャサリンをおいて死んでいくのがつらいとか、迷うみたいなのを感じないんですよね。
 すごくこうキャサリン側の立場になってみると、潤花ちゃんはあっさり帰りますが、なんかキャサリンな気持ちになると若干振られてるみたいな気がしてしまう。しかも振られる理由が俺の美学っていう…
 男の道を貫いて女を置いて死んでいくのが全てじゃないけど結構嫌なんだと思う。
 じゃあどうしてほしいのか。
 そうなんです、戦いのために女を捨てるんじゃなく、女のために戦いを、国を捨てて欲しいのです! 
 それが傾国の美女というものではないだろうか。あらがえない愛ではないでしょうか?
 そしてやっぱりすっきりする 素敵なラストは、まあ結ばれるのはいいんですけど、ハッピーエンドがそんなに好きじゃない私は(笑)やっぱ二人で死んで欲しい 笑
 例えばエリザベートとか(そうか ?)ロミジュリもそうだしオスカルとアンドレもそれぞれ死にます。
  アンドレは最後までオスカルに愛を貫いて死ぬわけです。フェルデンだってマリーアントワネット様が死んでしまって慟哭するじゃないですか。
  うたかたの恋みたいに心中するのもいい。とにかく悲しくっていいんだけど、ふたりで愛のために一緒に死んで欲しいのです !
 自分の生き方のために女を捨てていくヒーローを見るとなんか自分が振られた気がするのでやなのだ。

 でも宙のみんなは背も高くてかっこよくて、とにかく真風さんずっと歌ってて、素晴らしいミュージカルだなとは思いましたよ!
 ごめんね小池先生罵って。
 でも考えがまとまってすっきりしました。おやすみなさい。






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