関西方面の大雨災害、
みなさまはご無事でしょうか。
無事でタカラヅカを楽しむ、ってありがたいことなのですね。。
はい。
星組新人公演another world の様子を拝見しました!
天華えまさん、星蘭ひとみさんが主演を務められたこの作品。
天華えま様は今まで拝見した中で一番お化粧が素敵な気が。
和化粧がお似合いなのかもしれませんね!
それにしても。紅ゆずるさんが立て板に水と演じ、縦横無尽に動き回るこの舞台、若い学年でやるってほんとに大変そう。
紅さんがいらっしゃるとはいえ、あんまり宝塚にも外にもないタイプのお芝居だし、宝塚の古典的な作品ならみなさん頭のなかに染み付いてそうですが、それが一切使えない。おもしろに振り切るのも大変そうだ。
ダイジェスト映像を拝見したのみですけど、天華ちゃんはこなせていてすごいんじゃないでしょうか??
そしてひとみちゃん。
顔がタカラヅカ!
ひとみちゃんの素晴らしいところは顔だけで及第点の八割を取ってしまえるところ。かわいい。
なんかタカラヅカの作品はお芝居1時間半で決着つけないといけないから(一本ものは別だが)、その中で出会って恋をしてその恋の決着がつかないといけない。他にも二番手との友情か、敵対があり、組子を出すために革命か祭りかパーティの挿入、ダンスシーン、歌シーン必要。まあいろんな要素を入れないといけないから、連続ドラマのように、
二人が出会って、部活もしくは仕事を通じて、ちょっとずつ心が通い合う、とか、
ふとしたことから誤解が生じて二人は離れ、、とか、あんまりやっている暇がない!
美人はそこに美人でいる必要があり、
「あの美しさでは無理もない」とか、「街一番の美人よ!」とか、見た瞬間美しさにぽーっとなるとか、そこに説得力のある美人さが必要なんです。
観る側が、あ~そうだよね、あんなに可愛かったら、好きになるわねー。という説得力です。
これはタカラヅカのヒロイン力の大事な一つなんだと思います。
星蘭ひとみちゃまにはこの点満点!
しかし、スカピンのルイ・シャルル殿下にも感じた彼女の演技の硬さ。
スカステでインタビューなどで感じる、硬さ、しゃべれなさ。
確かにまあねー。それはいなめないし、けして今の時点で上手とは思わない。
うーんでも、これ、仕方ないと思うんだよねー。
まだまだ学年若くて、実年齢も若い。(幼い)それが数年、下手したら十数年先輩と舞台の上でお芝居しあわないといけなかい。インタビューもさあ、なんていうか答えにくいんだと思いますよ。そんな経験がいままでたくさんあったわけではないだろうし。
場数ってやつだよ。
そもそも美人は、白痴的美人という言葉があるように、ちょっとおバカに見えてしまうことがあるんです。
人間は顔立ちから内面を推し量ろうとしてしまうもの。
意地悪そうな顔の人は意地悪に違いない、と身構えるし、優しい顔の人にはまだ優しくされてなくても近づきやすい。
美しい顔というのは、要はバランスがとれ、目が大きいので、目から鼻に抜けると言う言葉があるように、ある程度の賢さを期待させてしまいます。
だから白痴的美人なんて言葉があるわけで、だいたいずいぶんな言葉ですよね。白痴ってさあ。
美人にはやはり、つい無意識で顔面と同じ完璧さを私達は期待してしまうんですね。
たがらか?星蘭ひとみちゃんに対しても割と評価が厳しくなってしまうんだよ。きっと。
わたしははっきり言って下手でもいい。踊れなくても歌下手でも。(ひとみちゃんが下手と言ってるのではない。)あれだけ美しければ、将来美しい男役さんのお隣に、真ん中で立ってほしい。立つべき。
だってタカラヅカだもん!!
タカラヅカに求められるのは、一ばんに美しさではないでしょうか?
実はワタクシは宝塚見出してからブログだの、ネットで宝塚ファンのみなさんのお言葉にふれ、
やれあのジェンヌは歌が下手だの、
ダンスが踊れないだの、
けなしている意見を見てびっくりしてしまいました。
みんな何を観てるつもりなわけ?
ジャニーズのコンサートで、口パクなのを怒る人はいないと思います。
AKBも腹から声がでてない!と怒る人はいないでしょう。
なぜなら2つのジャンルとも、そこが売りポイントではないジャンルだからです。もちろん歌唱力が売りのメンバーもいるだろうし、頑張ってはいるかもしれないけど、それが一番の売りではないはず。
タカラヅカも同じではないでしょうか?
そりゃ過去に歌うまいトップさんはいただろうし、それは素晴らしい長所です。
でも、タカラヅカに要する、美しさというポイントが外れてなければ、歌が下手でも、踊れなくても、ワタクシはよいと思うの。トップになって。
そんなに素晴らしい歌が聞きたければ
パヴァロッティでも聴いてろよ。
そんなに素晴らしい踊りが観たければロシアバレエでも観てろ。
なんか、宝塚に来てそういうこと言う人、高級料亭にきてグラタンがないと怒ってる人みたいな残念さを感じます…
歌もダンスもお芝居も上手だった北翔海莉さんは、「宝塚の舞台は総合芸術だから」とおっしゃってました。
宝塚は舞台装置やお衣装その他、豪華ですが、
弾き語りミュージシャンが一人シンプルな服でシンプルに歌ったりするのの、タカラヅカは対極なわけです。
芸術としては豪華すぎる衣装も、オーケストラもこけ脅しかもしれない。
歌、ダンス、それだけを味わうならいらないかもしれません。
でも、そのすべてがあってタカラヅカなわけで。
能力のある、北翔さんがそう発言されるのが深い。
歌だけを聴く、ダンスだけをみる、そしてしかもその優劣で、ジェンヌさんをこき下ろす。
それはタカラヅカの正しい観方ではない気がする。
そりゃうまいほうがよい。
でも。
一番に、美しさ、そしてそれぞれの歌やダンスや芝居や面白さや、男役ぶりや娘役ぶりを、長所をみてあげつつ、
若い女子の活躍を応援するのがタカラヅカだと思うの。
うん、長々書いたけど、だから、ひとみちゃんが下手でも、長い目でみて行きたいもんです。
だって目の保養だからね!!
おもしろそう。
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