さて、連休中拝見したアマプラです。
今回はオットーセレクト。面白いかは不明でしたがウクライナのニュースでうつっぽくなっているオットーなので希望を優先させました。
オットーはおじさんなので週刊新潮に載っていたこの映画が見たいと思ったようです。
おじさんなセレクトです。
感想から言うと、シャーリーズ・セロンのイメージビデオと思うと出来が良く、スパイ映画と思うとどうかと言ったところでした。
舞台は壁崩壊間近なベルリン。MI6のスパイであるセロンはある腕時計の中に隠された西側スパイのリストを取り戻すべう、ベルリンへ乗り込む、、、
と言うのがお話なのですが、まあスパイものの常として、真剣に見てないとよくわかんなくなる 笑 2重スパイとかがいるわけで、あいつもこいつも怪しいのです。オチでは結局まあこいつよね、と言う人が裏切り者なのですが、なんかその行動原理がよくわからない。
ソ連側のスパイも、なんかやりたいことが分からない。
しかも命を賭して国のために戦っていた彼ら、そしてそのソ連はベルリンの壁崩壊とともに消失するのです。
しかしそんな中、フランスのスパイと言う若い女の子と恋仲になるセロン。いいのか。そして美女二人のラブシーン。濃厚。
この辺で気が付く。これはサービスシーンだし、こういうのがしっかりあるのはセロンのイメージビデオ(というかセロンの良さをアピールする映画)だな、と。
確かにセロンはずっと細くかっこよく、アクションシーンは強い。痛そう。
ということで楽しかったのですが、作品中ずっと、壁が崩れる前後のニュース映像が差しはさまれます。ベルリンは一度行ったことがあって、それが壁が崩れた次の年でした。
壁は欠片が観光客にお土産として売られたり、確か拾える場所もまだありました。
ブランデンブルグ門が大きかったこと、確かこの門が東側にあって、ちょっと前までは私たち(西側の)人間は簡単にはいけなかったこと、そしてその壁を超えようとしたたくさんの人が殺されたのに、私たちは観光客の立場で今は気軽に通れてしまうことに不思議を感じました。
ソ連が崩壊して、民主化が急速に進んで、あの時の興奮した世界情勢と言うのはある意味忘れられません。
人は管理されたり、情報が統制されたり、自由に商売ができないというのは本当に嫌なのだ、世界は資本主義で自由主義であるべきだということを、10代の早い時期に経験したと思います。
そのあとロシアも、そして中国、北朝鮮もきっと解放されて民主化されると信じましたがそうはならず、現在またその権威主義、管理主義、と言うか独裁が覇権を広げようとしている姿を、私たちは見ています。
そんなことをつい考えてしまう作品でした。
ウエットなところが少しもなく、シャーリーズ・セロンがとにかくかっこよい
日本にいたら男役をやってほしかったです。以上です。
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